日本全国には多くの歓楽街があり、無数のキャバクラが日々夜を彩っています!
カジュアルで通いやすいお店から、ワンランク上の贅沢ができる高級店までよりどりみどり。
良いお店はもちろんたくさんありますが、中にはお客さんを騙して儲けようとする
“ぼったくり店”もあるんです…。
「なんでこんなに会計が高いんだ?!」
「怖いスタッフさんに押し切られた…。」
こんな体験をしたことがある人もいるのではないでしょうか?
明細を見れば、注文していないドリンクや説明に無かったサービス料。
支払いを拒むと店内から怖そうなスタッフが出てきて、支払わざるを得ない状況に…。
あなたも油断すれば、こうしたぼったくりの被害者になってしまうんです。
ニュースでも話題に取り上げられることもある、キャバクラでのぼったくり被害。
規制や罰則が厳しくなる中でも、なかなか無くなることがありません。
夜遊びを楽しんでいる方に、そんな被害に遭ってほしくない!
ということで、ここでは“ぼったくりキャバクラの特徴”や“被害に遭わないための対策”を
解説していきます!
これからキャバクラデビューしようと思っている人も、ぜひ参考にしてください!
◆ぼったくりキャバクラとは◆
そもそも“ぼったくり”という言葉は「暴利(ぼうり)」という言葉が語源と言われています。
暴利とは「正常な程度を超えた不当な利益」のことで、そこから転じて“ぼったくり”という言葉が生まれ、現在に広がりました。
ぼったくりとは、簡単に言えば「本来より遥かに高い金額を請求・支払わせること」。
通常の支払い料金やサービス料を大幅に上乗せして高額請求をする、それを無理矢理支払わせなどの行為をする。
そういったキャバクラが、これから紹介する『ぼったくりキャバクラ』です。
「《1セット(60分)5,000円》のお店で、一時間しかいなかったのにお会計は数万円…。」
「怖い男の人たちが出てきて、ほぼ脅迫状態で支払わされてしまった…。」
ぼったくりキャバクラのパターンは、このようなものが大半を占めています。
「料金設定とかはあるんだし、大丈夫じゃないの…?」
ぼったくり被害に遭ったことがなければ、そう思う人もいるでしょう。
ですが、実際に被害に遭ってしまった人は少なくありません…。
口コミサイトや知恵袋などを見ても、ぼったくりの被害に遭った方の悲痛な投稿がたくさん確認できます。
ニュースでもたびたび取り上げられることがあるように、ぼったくりキャバクラ被害はなかなかなくならないのが現状…。
規制や罰則が厳しくなっている中でも、巧みな手口でぼったくりは行われています。
ぼったくり被害に遭わないために、事前にぼったくりの手法を知っておきましょう!
◆ぼったくりの手法・パターン解説◆
実際キャバクラに遊びに行っても、そのお店の料金システムを覚えるのは難しいですよね。
分かりづらいスタッフドリンクやサービス料を利用して、高額請求してくるお店が後を絶ちません!
『お店側が不正を働き、お客さんを欺き多額の請求をする』ぼったくりキャバクラ。
何も知らずに入店してしまえば、ぼったくりキャバクラの格好の餌食になってしまいます…。
手法やパターンを事前に覚えておき、ぼったくり被害を未然に防ぎましょう!
ぼったくりパターン① 事前説明になかった料金が加算されている
「呼びこんでくれた人は「4,000円ぽっきりです!」といいながら案内してくれたのに、いざ会計をすると、1人数万円を支払うことに…」
なんてこともあるのがぼったくりキャバクラです
なんでこんなに高いのか明細を確認してみると『テーブルチャージ』や『頼んでもいないドリンク』の料金、さらには『女の子を指名したことになっている』などの、立証しづらい物ばかり…。
わざとお客さんから見えづらい位置に料金表やシステムの説明などを貼っているお店もあり、このような被害に遭う方は多いようですね
ぼったくりパターン② サービス料金が異常に高い
キャバクラにおけるサービス料とは、お店やスタッフのサービスに対して支払うお金で、料金システムに組み込まれています!
相場は10%~20%で、高級クラブなどではもう少し高い設定のお店もありますが、事前に料金説明があったり、料金表にしっかりと明記されています
しかしぼったくりキャバクラの場合出は、異常に高いサービス料を設定し、さらに料金表にはあえて明記せず、お会計時にちゃっかり上乗せして法外な金額をぼったくるのがよくあるパターンです。
サービス料とよく一緒に書かれている『TAX』表記にも気をつけなければなりません。
これは基本的に消費税の意味ですが『チャージ料+消費税』を含んだうえで『TAX』としてまとめて表記しているお店もあります。
ぼったくりキャバクラにとってはサービス料同様、値段を吊り上げやすいポイントなので、必ず確認するようにしましょう!
ぼったくりパターン③ 高額提示からの値下げ
こちらは人間の心理に基づいた手法で、値切りをする場面などでも使われる交渉術です!
『大きな要求』をして断られた後で、本命の『小さな要求』をすると、承諾されやすくなる「ドアインザフェイス」という手法を利用したパターンです
なぜお店側は、わざわざ一度断らせる必要があるのか。
それは、いくら不正な請求とはいえ、支払いを一度断らせたことで罪悪感を芽生えさせるためです。
『多額の請求』を断られた後で『ぼったくりたい金額』を提示することで「そのくらいなら払える」と思わせることもできます。
人間の心理を逆手に取った手法が『高額提示からの値下げ』となっているわけです。
ぼったくりパターン④ 出会い系アプリを利用している人をターゲットに
キャバクラとは雰囲気が違い、女性でも入店しやすいガールズバーやコンカフェ。
主な手法は典型的なパターンですが、最近ではちょっと変わった手法でぼったくりに遭う人もいるんです
近年では誰でも利用しやすくなったマッチングアプリ・出会い系アプリを使った手法に注意してください。
昔の出会い系サイトとは違い、チャットでスムーズに出会えるようになった現代では、出会い系アプリを悪用した手法でぼったくりを行うお店があるんです
マッチングした女の子とデートをしている最中に「ガールズバーに行ってみたい!」「いいお店知ってるよ!」と言われた際は要注意!
女の子と楽しくお酒を飲むまでは良いのですが、いざお会計の際にとんでもない金額を請求されてしまうパターンもあります。
楽しい時間から一転、どん底に突き落とされる被害者が後を絶たないようです
後になって調べてみれば、出会い系アプリを利用して知り合った男性をお店に連れて行き、高額請求してくるという口コミがちらほら…。
つまり、ぼったくり店と女の子は最初からグルだったというわけです。
異性との出会い目的ではなく、初めからぼったくり店に誘導することを目的として男性をデートに誘う女の子もいるので、マッチングアプリ・出会い系アプリを利用する際はこういったパターンも頭に入れておきましょう!
◆ぼったくりキャバクラの特徴と、ぼったくりに遭わないための対策◆
ぼったくり被害はニュースでもたびたび話題になり、最近では『ぼったくり店に入ってみた』なんて企画で動画を投稿する人もいます。
日常に馴染んでしまった言葉でもあり、気を付けている人もきっと多いことと思います。
それでも全国にあるキャバクラやガールズバーで、いまだにぼったくりが行われているのが現実です…。
ぼったくり店に入ってしまえば一晩で数万円~、酷い時には数十万円取られるなんてこともあります。
「すぐに警察に連絡すればいいんでしょ?」
と思う人もいるかもしれませんが、ぼったくりのトラブルは警察では解決できないケースがほとんどです。
なのでぼったくり被害に遭わないためには、そういったお店に入らないのが絶対条件!
…とは言ったものの、夜遊び慣れしていてもぼったくり店を見分けるのは難しいでしょう。
そんなぼったくりキャバクラの特徴と対策を、徹底的に解説していきます。
被害にあわないための対策も併せて説明していきますので、チェックしてください!
特徴と対策① キャッチを使っている
特徴
キャッチを使っているキャバクラは少なくありませんが、多くのキャッチが言葉巧みにお店に誘導してきます。
お金を持っていそうな人や気の弱そうな人を見極めて声を掛け、そういった人が被害にあってきました
しかし、ご存じの方もいるかもしれませんが、“キャッチ(客引き行為)”は条例で禁止されています!
そんな行為を堂々と行っているお店には、絶対に入店してはいけません!
対策
キャッチに声を掛けられても、絶対についていかない!これに限ります!
ちゃんとしたお店なら、ほぼ間違いなくキャッチは使っていないでしょう。
「70分 4,000円ぽっきりで、すぐご案内できますよ!」
なんて甘い言葉を鵜吞みにしてはいけません。
キャッチの良い人そうなオーラは、あなたが入店する時までの仮の姿です…
特徴と対策② 怪しい雑居ビルの中にお店がある
特徴
人気の歓楽街でも、裏道にあるような怪しい雑居ビルにお店を構えているキャバクラもよく見ますね。
たとえ客引き行為を行っていなくても、そういったお店は注意が必要かもしれません!
ぼったくりキャバクラは、雑居ビルなど人目につきにくい場所に多い傾向にあります
またぼったくりキャバクラの中には、悪い評判が立ってきた頃合いで店名を変え、再びOPENするお店も少なくありません!
人気のお店や有名店だった場合に、わざわざ店名を変えるでしょうか…?
なにか良からぬ事情があって、変えざるを得なかった可能性があるかもしれません。
対策
コロコロお店が変わるテナントは入店を避けることをおすすめします!
また気になるお店があったなら、まずは事前にお店の情報を調べましょう!
雑居ビルの中にお店があっても、もちろん全てのお店が怪しいわけではありません。
昔からそこで営業しているキャバクラや、有名店の2号店、3号店のような店舗まで様々です!
そういった安心して利用できるお店は、近くにきっとたくさんあるはず!
新しいお店で料金も安くて魅力的に見えても、なるべく入店は避けましょう。
特徴と対策③ 調べてもHPや店舗の情報が出てこない
特徴
入店する前に「大体いくらくらいかかるかな…?」と気にする人もいるでしょう。
調べても店舗の情報が出てこない、そんなお店は要注意です!
調べてみて同じ住所だけど店名が違うというお店も中にはありますが、先にも述べた通り、何か事情があって店名変更を繰り返している可能性があります。
対策
調べても店舗情報が出てこないお店は、なるべく避けるようにした方が良いです!
有名ではないものの、HPを掲載している店舗ももちろんあります。
そういったお店は口コミを見て、お店の情報をチェックすることをおすすめします
新規店で掲載が無い場合は、店舗に電話をして確認したり、入店時に必ず料金システムを確認しましょう!
キャストドリンクやサービス料などはとくに、あやふやな状態だとぼったくり被害に遭ってしまう可能性があります。
入店した際は、料金表を見せてもらいながらお店のシステムをしっかり確認することがベストです!
特徴と対策④ 営業許可を取っていない
特徴
キャバクラの営業には “風俗営業許可” が絶対に必要になります。
しかし中には、許可を取らずに “無許可営業” しているお店も稀にあるんです…。
当然そんなお店は摘発対象の違法店であり、ぼったくりの可能性が高いです。
対策
「実際に許可を取っているかどうかなんてわからないんじゃ…?」
と思う方もいると思いますが、実は『風俗営業 第2号営業』と書かれた “風営法シール(青いシール)”があります。
風営法が改正されてから交付されなくなりましたが、営業許可を取得したお店には貼られていました。
老舗店や改正前にオープンしたお店なら、まだ貼ってあるお店があるかもしれません!
もしこのシールを見かけたら、良店だと思っても問題ないでしょう!
また“風営法シール”が廃止されたから見分けられない、なんてこともありません!
キャバクラに限らず、夜のお店を営業するには、多くの審査や申請、そして許可が必要となります。
その基準には『外から客席が見えない』や『照明が暗すぎない』など様々あるんです。
風俗営業の許可がされているお店の近くには、学校や図書館、病院などが無いのもポイント!
こちらも風営法で定められているので、もし近くにそういった施設がある場合は無許可の場合があります!
とはいえ、風営法シールが無い店舗がすべて怪しいとは言えませんが、少なくともこのシールを見かけたら、国から営業を許可されている店舗という判断はできます。
しかし “抜け道” を突いて、ぼったくりをするお店があるのもまた事実。
なかには営業許可がありながらもぼったくりをしているお店もあります。
被害届が出ていないので、営業許可が取り消されないままぼったくり店として営業をしているお店があるのも難しいところ。
営業許可証の有無に関してはあくまで参考程度にとどめておき、ここで解説した諸々の特徴と対策を参考に、被害に合わないようにしましょう!
◆万が一ぼったくりに遭ってしまった時の適切な対処法◆
ぼったくりキャバクラの特徴や、ぼったくりの手法・パターンなどを解説してきましたが、もちろんここで紹介した手口が全てとは言えません。
知っていれば怪しいお店を避けられるのは間違いありませんが、それでも100%安全とは言い切れないでしょう。
大丈夫だと思って入店しても、いざお会計を頼んだら、とんでもない金額を請求されてしまうかも…。
そんな時でも慌てないために、ぼったくりに遭ってしまった時の対処法も一緒に覚えておきましょう!
その① 入店してすぐに「ぼったくり店」と気づいた時の対処法
「お店のHPも掲載されてたし、キャッチもいなかったからこのお店は大丈夫!」
と入店したはいいものの、料金システムやサービス料について尋ねたらはぐらかされる…これはかなり怪しいです
そんな時の対処法として有効なのは、席に着く前にお店から出ること!
席に着いた時点で料金が発生してしまう恐れもあるので、料金設定は入店してすぐに聞くのがベストでしょう◎
もし席に着いてから気づいた場合は、スタッフさんとの会話を録音しておくと効果的!
入店してすぐにぼったくり店だと気づいたら…
『席に着く前に退店』『席に着いてしまったら録音』を徹底しましょう
先に言ったようにぼったくりは警察が介入しにくい事案なので、怪しいと思ったら注文する前にすぐに退店するようにしましょう。
その② 飲食中に「ぼったくり店」と気付いてしまった時の対処法
「知らない間に女の子がお酒を勝手に頼んで飲んでいる…?」「スタッフも一緒に飲んでいる…?」
こういったドリンクは、知らぬ間に明細に入っているなんてことになりがちです。
注文した物をメモしておくなんてことは、飲んでいる最中にする人はいませんよね…。
おかしいなと思った時には、すでにぼったくりの被害に遭っていると思ったほうがいいでしょう。
不当な料金の請求は拒否することができるんですが、しらを切られてしまうこともあります。
確実に自分のした注文を覚えておくためにも、羽目は外し過ぎないようにしましょう!
その③ 会計時にぼったくり価格を提示されてしまった時の対処法
説明されなかった自動延長や、説明に無かったサービス料の請求など、経験したことのある人もいるかもしれません。
ぼったくりの典型的なパターンで、お客さんが証明しづらい点を狙ってきます。
そういった場合には「自身の意志で注文したもの」の料金のみを支払う旨を伝えましょう。
お店側とお客さん側が同意をしていないサービスに関しては、法律的には支払いの義務を負うことはありません!
もし自分の身に危険を感じて支払わざるを得ない状況なら、クレジットカードでの支払いがいいでしょう。
被害届を提出したうえで、クレジットカード会社に事情を説明すれば、引き落としを止めてくれることもあります。
自身の安全が第一なので、無理にその場で対処することは避けるようにしましょう!
◆まとめ◆
ぼったくりキャバクラの怖さを、改めてわかっていただけたでしょうか?!
夜遊び初心者さんはもちろん、夜遊び慣れしている方もターゲットになることのあるぼったくり。
「ぼったくりの手法・パターン」では典型的な手法を主に紹介しました!
紹介させていただいた手口以外でも、思わぬ手法で被害に遭ってしまうかもしれません。
続けて紹介した「ぼったくりキャバクラの特徴と、被害に遭わないための対策」で、見極める方法や対策が分かっていれば、被害に遭う確率は大幅に軽減できるはず!
ここに書いてあることが全てではありませんが、知っているのといないのとでは大きな差があります!
今回紹介したことをぜひ参考にしていただき、ぼったくり被害からは無縁の、素敵なナイトライフを楽しんでください◎